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2023/07/20 09:10

思うところあって28年続けたフェアトレードショップからコンセプトを変更します。


その5つの理由は


1.フェアトレードは28年経った今もSDG‘sで注目されるも、実際商品を購入してまで関わる人は少ない。

2.ボランティアやチャリティと「誤解」している人が多く、その誤解からトラブルに巻き込まれることが多い。

3.フェアトレード団体が28年前と変化してきていること。

百貨店には卸さないと言っていた団体が今や百貨店に出店していたり、年間数百万円の仕入れや毎月3万円以上の仕入れを行わないと一個人の購入金額と同じ仕入れ価格にされる。その結果、志からフェアトレード業界に入った人達が多く撤退していくのを見て来た。

4.コロナ禍にフィットしない卸の仕組み。WEBショップでの販売は団体のHPのみに限定し、仕入れをしている小売店のWEBショップ販売を禁止する団体が増えて来ている。

5.生産者の情報を発信するのが困難。

画像や動画で情報を得るのが一般的になってきている現在、画像や動画の使用を禁止している団体が多く、直接取材に行かない限りPRが出来なくなっているフェアトレードは生産者との対等なビジネスと考えるのが一般的ですが、ビジネスとしては成熟しきれず寧ろ退化しているように感じていました。時代はコロナを経て大きく変わって来ています。それに合わせて変わっていけないとビジネスとしては成り立ったないですし、上記の理由からどこかを搾取しているビジネスモデルは「フェア」という言葉は使えないしと思うし。他の多くの撤退者のように個人的な負債を抱えて去って行くのは嫌です。


小売店や仲卸が搾取されて来たのを見て来たから限界を感じた時に、これからは働く側もhappyになれるコンセプトに変更したいと考えました。

もちろん一般的なビジネスを理解していてなおフェアトレードを続ける団体からは今後も仕入れを続けたい。そういう団体は、売れるアイテムを作れるし卸している小売店へ対しても柔軟な取引を行っています。フェアトレードがビジネスである以上、これは大切な取引条件と考えます。


私が知る撤退した小売店は、売れ残っても値引き出来ないしWEBショップ販売も出来ない商品を抱え自家使用し(この部分が多くを占めている)、貯金を取り崩し消えていった店が多い。また、店を取材する記者の人からも多くそのような話を聞いている。


販売する人がhappyになれないってことは私の考えではフェアじゃないと思うのです。

それなので、「使って心地よい」「楽しい」「美味しい」に立ち返り暮らしを豊かにするアイテムを海の近くの暮らしと共に発信して行きたいと考えました。


28年目の決断。


変わっていくこと、初心に返ることいろいろあると思いますが、これからもお付き合い頂ける方はどうぞよろしくお願いいたします。



今日もお読みいただきありがとうございました。 


FOARN・Lifestyle Shop ぽけっと
代表 山口公乃
 
 

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